【本部:報告】令和6年度第1回定期総会 決議通知


会員各位


 令和6年度第1回定期総会は、5月20日(月)23:59までに議決権行使書フォームまたは本部宛メールにて表決をご提出いただき、オンラインにて議決しました。下記の通り結果をご報告いたします。


1.定期総会成立資格の確認

会員数:473(保護者443世帯、教員30名)

※5月2日のご報告後、加入者が増えました。


回答数:269

有効回答数:256※

(コドモン 135)

(Googleフォーム 117)

(本部宛メール 3)

※Googleから重複回答4件、回答者氏名・生徒氏名未記入5名、未加入者からの回答4件があり、無効といたしました。


 PTA会則第22条に基づき、会員の5分の1以上の表決提出を満たしましたので、本定期総会は成立いたしました。


2.決議事項

 以下の議事は、PTA会則第23条に準じ、表決提出者の過半数(第4号議案のみ3分の2以上)の賛成を得て、いずれも承認されました。


第1号議案 令和5年度事業報告

賛成:256 反対:0


第2号議案 令和5年度決算報告

賛成:256 反対:0


第3号議案 令和6年度事業計画

賛成:255 反対:1


第4号議案 会則改正の件(会費の変更)

賛成:256 反対:0


第5号議案 令和6年度予算

賛成:253 反対:3


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3.いただいたご意見

皆様から頂いたご意見と会長からの回答をご紹介します。


【第1号議案へのコメント】

●役員の皆様へ

お忙しい中、PTA活動の検討や予算の見直し等に取り組んで頂き、本当にありがとうございます。本部役員さんにばかり負担がいってしまい申し訳ないです。しかしながら自分もなかなか協力できず…申し訳ありません。


回答:総会にご参加いただきありがとうございました。議案に目を通し票を投じていただくことも立派なPTA活動であり、役員への協力です。次回もぜひご意見をお寄せください。


【第3号議案へのコメント】

●いつもありがとうございます。従来のPTA活動は納得のいかない部分も多く、任意加入が全面に打ち出されたこともあり、昨年度非加入を選択しようと思っておりましたが、役員決めのくじ引きを辞めると知り、それであればと加入しました。本部の皆さまにおかれましては今の時代に則した、会員の負担を軽減し開かれたPTAをつくるために、負担の重いPTA活動の抜本的な改革に取り組んで下さり、一会員として感謝申しあげます。


 本題です。さて、第3号議案には賛成ではありますが、教養部が運営してきている家庭教育学級について質問があります。

 教養部は今期は応募がなかったものの、家庭教育学級については本部の方で体裁を整え、主体とはいわないまでも先導役となり実施予定と理解しております…①


 有用な勉強会や親睦目的の余暇活動は多いに賛成いたしますが、それは「家庭教育学級」として取り組まなくてはならないのでしょうか?…②


 現状をみると、制服リサイクルやガーデニングの企画と同列の向陽中PTAの自校活動として実施する方がシンプルでやりやすいのではないかと感じます。自治体によっては家庭教育の取り組み方にも変化があり、委託事業1本ではないケースもあるようですが、所沢市は教育委員会からの委託は従来通りの形で受けなくてはいけないのでしょうか?…③


 本部のお考えを教えて頂ければと思います。宜しくお願いいたします。


回答:ご意見ありがとうございます。過去に教養委員を引き受けてくださった方でしょうか。教育委員会への書類の提出や参加を求められる打ち合わせ・会議の多さなど、家庭教育学級を運営する教養委員の負担をよくご存じのように感じます。


まず①については、今年度は教養委員候補者が現れず、負担の多い家庭教育学級の運営は本部でも引き受けることはできないと学校・教育委員会に伝えました。ただ、向陽中は校長先生が学級長を引き受け講座を企画してくださることになりましたので、保護者でなければならないとされている運営委員長(受託者)はPTA会長が引き受け、会計は本部会計1名が協力を申し出て、本部も講座の企画のアイディア出しやコドモンを使った案内・参加者募集などで協力していく予定です。


②については、誤解のないようにシンプルにお伝えすると、「国や自治体は家庭教育学級を支援する施策を講じなければならない」という法律があり、所沢市もそれに従って予算を組み支援策を講じているため、所沢市教育委員会にとっては、各校の家庭教育学級がきちんと運営され、それを支援出来ることが望ましいと思います。


③保護者の教養と親睦は、PTA活動にも含まれていますので、家庭教育学級の枠組みの中でなくても企画はできます。ただ、同じことをするのであれば、家庭教育学級として受託金を使って実施できたほうがよいと思います。


 昨年度は市P連として、市内小中校のPTA会長が学級運営の見直しを訴えた結果、教育委員会も方針を軟化させました。制度も少し変わりましたし、教育委員会には向陽中PTAの事情を伝え、できる範囲で実施すると伝えてありますので、今年度は教養委員を立てず、校長先生と有志、会員の皆さんとで新しい形を探る1年にしたいと思います。


●コドモンカレンダーで学校の行事予定をすぐ知れて大変便利です。入力してくださっている本部役員のみなさんありがとうございます。単発ボランティアに手を挙げてくださる方を短期間で確実に探すためにもコドモンの導入は必須だと思いました。


回答:コドモンをお試しいただきありがとうございます。カレンダーはテトルにはない機能です。学年だより等の写真を撮ったり、スケジュール帳にメモしたり、皆さん工夫されていると思いますが、ちょっとした補足情報を、役員や一部の保護者とだけでなく、皆さんと共有できたらと思います。


【第4号議案へのコメント】

●適正な金額かと思います。

●高いと思っていましたので、改正していただき、ありがとうございます。


回答:ご支持いただきありがとうございます。多くの方が加入してくださることで1世帯あたりの負担を抑えることができます。集まった会員と集まった会費とで、最大限のことができるよう検討していきますので、ご協力をお願いいたします。


●隅々まで拝見していないのでどこかに記載されていましたら申し訳ないです。「繰越金が多いから購入する、少ないから会費を上げる」「周辺学校の平均で会費が上がり下がりする」という理由より、下記のような理由が欲しいです。

・毎年いくら(目処)繰越し、最低/最高いくらをキープする。

・どのような時に使用する。(災害時何を購入する等)


回答:第4号議案は年会費を下げる議案ですので、その点についてお答えすると、これまでの、生徒福祉費の名目で80万~90万円という市内平均の3倍以上の金額を学校に現金で渡す支援の仕方は、適切ではなかったと思っています。その分向陽中が他の公立校より設備も充実し教室もきれいになっていたなら良かったかもしれませんが、備品消耗品費としてお渡ししていたため、会員の皆さんが期待されている「子どもたちに直結する支援」になっていなかったように思います。学校経費は市が負担できるものも多く、生徒福祉費の金額を下げるべきだと、市内小中校の平均を目安にするのが適切だと判断しました。


 そして生徒福祉費の減額分50万~60万円をどうすべきか考えたとき、会員の皆さんにご納得いただけるのは、会費の減額ではないかと考えました。他の予算に振り分けて無理に何かに使おうとするのではなく、必要なものに使い、必要ないものには使わない。会員が何世帯であっても、適正な金額で、集まった会員と集まった会費とでできることをすればよい、ということで、会費も生徒福祉費と同様、市内小中校の平均額を参考に減額しました。


 最低限必要な金額は、予算案の計算書に小計として出しています。予備費の使い方についても予算案の表紙に記載していますが、災害対策での予算配分も本部内で挙がっていますので、引き続き検討します。今後もご提案がありましたら本部へご意見をお寄せください。


【第5議案へのコメント】

●卒業記念品の件で、PTA会費を払っていない家庭の生徒にも渡すのは、会費を払っている家庭の立場から見ると不公平だと思います。未払いの家庭が多過ぎるので、記念品の種類を変えるなど差をつけてほしいです。


回答:ご意見ありがとうございます。昨年度からお伝えしているのは、PTAは会員世帯の生徒を優遇・サポートするためにあるのではなく、学校全体・生徒全員をサポートしていくためにある組織、「具体的な活動に参加できるか」「役員・委員を引き受けられるか」ではなく、このような組織はあった方がいいと思う方にお入りいただく任意団体、そして卒業記念品は、向陽中の生徒を見守ってきた組織のひとつとして、3年生全員の卒業を祝ってあげたいという、PTAの気持ちから贈るもの、という考え方です。


 もちろん、「PTAからの気持ち」を全保護者からの気持ちとして伝えられればそれに越したことはありませんが、加入は任意ですので仕方ありません。「卒業記念品はうちの子には不要です(だから加入しない)」という方もいらっしゃいますし、PTAが勝手に贈っているだけ、と言われればそれまでです。それでも、PTAはすべての生徒の幸福成長を願い、会員全体で入学・卒業を祝ってあげられる組織であってほしいと思います。


 会員となってくださった皆さんが、非加入世帯に対し「ずるい、不公平だ」と感じることが少なく、自分は加入してよかった、支持してよかったと感じることの方が多くなる組織・活動となるよう考えていきますので、ご理解とご協力をお願いいたします。



●コドモンアプリの事です。小学校でも導入してましたが月額11,000円 年間132,000円と高額だったのにもかかわらずそこまで頻繁にPTAから配信があるわけでもなかったので正直導入してすごく便利になったという印象はなかったです。いままで通りメールで充分ではないかなと思います。


●賛成とはしますが、アプリに関しては一考していただきたいです。会費の中から10万円が毎年となると大きな費用です。フリーのものもあり、使い勝手の不憫さはあるかもしれないですがそれでいいのでは?とも思いますし、今のほっとメールでも十分なのではないかと考えます。保護者同士のコミュニケーションツールの一つかもしれませんが、この費用を子供たちの何かに使ってもらえるといいなと思います。


●新アプリ導入は反対です。学校テトルで統一して欲しいです。


回答:ご意見をお寄せいただきありがとうございます。


 コドモンにつきましては、試用期間中に配信内容や機能を検証していただき、正式導入するかを6月にご判断いただく予定です。ぜひアプリまたはWeb版を実際に試していただき、改めて賛否をご提出ください。


 お知らせを受け取ることだけを考えれば、ほっとメールやテトルと、PTA専用アプリの違いをあまり感じられないかもしれません。ですが本部としては、PTAの運営、全体の利益を考えてアプリ導入を目指しています。具体的には、加入する世帯としない世帯が存在する中での会費集金や総会実施、委員会を作らなくても都度のボランティア募集で活動できる仕組み、委員不在の負担が役員を疲弊させない運営方法です。


 本部は「委員会がなくても会員が減っても、今年度だけ何とかなればよい」と思っているわけではありません。来年度以降、私たちが退任した後も、そして子どもとともに卒業した後も、会員が集まり、役員が決まり、会員の皆さんの参加しやすい形で存在意義のある組織として成り立っていくよう、役員を引き受けても良いと考えてくださる方やできることは引き受けてもよい・参加してもよいと考えてくださっている方が、引き受けやすくなる環境を作ろうとしています。


 加入する人としない人がいる以上、どなたから会費をお預かりし、どなたから総会の票を提出していただくか、会員名簿を作成し管理していかなくてはなりません。ほっとメールは会員だけに送ることができず、GoogleフォームはURLを知っている人ならだれでも回答できます。そのため今回も「加入しない」と回答されていた保護者からの賛否の提出や、同じ方からの重複回答がありました。1世帯1議決権のところをご両親それぞれが回答していることもあり、締め切り後にこれらを精査する作業が発生しています。


 コドモンを導入した場合、「コドモンに登録されている生徒=会員世帯の生徒」となり、コドモンが会員名簿の役割を果たします。これはExcelで会員名簿を作成・管理するより安全です。お知らせやアンケートフォームは、会員のみに送ることができ、議決権行使書フォームは家庭数で送ることもでき、1家庭からの複数回答を防げるため、回答のチェックは不要になります。


 現本部役員も皆仕事をしていますので、ほっとメールの送信文案の確認なども、夜間になります。金曜日までに送信したかったものを金曜日中に学校に依頼できなかった場合、皆さんへのご案内は月曜日まで待たなくてはなりません。コドモンで本部役員が隙間時間に募集や通知ができるようになれば、月曜日にボランティアが欲しい場合でも、土日のうちに人を集めることが可能になります。


 テトルにはアンケート機能や会員だけに送る機能がありません。コドモンにはカレンダー機能や翻訳機能(投稿内容が自動翻訳されます)もあり、なかなか学校行事等に参加できない保護者、お子様が登校できなくなっていて情報が入りにくい保護者、日本語が母国語でない保護者など、幅広い保護者の助けになれる可能性があります。


「PTAはあったほうがよいと思う、でも自分は役員・委員を引き受けたくない、引き受けられない」という方にこそ、このような検討をご支持いただけるとありがたいです。


 PTA会費は学校への寄付金として集めているものではなく、PTAの活動原資として集めているものです。子どもたちのために何かしたい、と思う保護者が少ない負担で協力し合える体制、望まない活動ではなく自分に合った協力の仕方を選択できる、納得して笑顔で参加できる体制を作るための投資は、子どもたちのための活動につながると思っています。


 6月に改めてご理解を求めたいと思います。よろしくお願いいたします。