【本部:報告】令和5年度の専門部・委員会の再編成

 このたび令和5年度の専門部・委員会を再編成しましたのでご報告いたします。

 専門部・委員会は、僅かな立候補者と、くじ引きで選出された方とで、4月に決定されていました。「PTAに加入します・役員はできません」という選択肢が設けられた文書が配布されたのはちょうど引継ぎの時期で、選出された方々からは「なぜこのような文書を出したのか」「聞く順番が違う」「先に配られていたら”役員はできない”を選んでいた」「活動を続けることに納得ができない」という声が多く寄せられていました。

 令和5年度本部としましては、着任前に行われたこととはいえ、皆さんのお気持ちを知りながら、何もなかったように活動を続けていただくことはできない、と考えていました。そこで、専門部・委員会の皆さん全員に対し公平に「現在の状況」と「続けていただけるか」を確認する方針を固め、5月末に全員に対しオンラインでアンケートを実施しました。

■今年度の体制
 アンケートの実施に際しては、

  • 「活動できる状態になく困っている」という方は遠慮なく辞退を
  • 「できないことはなく、続けてもよい」と思ってくださる方はぜひご協力を
  • 「一緒に辞めよう」「みんなで辞めよう」ではなく、お一人お一人が自分の意思でご判断いただきたい
とお伝えしました。その結果、多くの方が続ける選択をしてくださり、今年度の専門部・委員会は以下の人数で活動していただくことになりました。

  • 教養部    :18名→12名
  • 1年広報部  : 6名→ 6名
  • 2年広報部  : 6名→ 5名
  • 3年広報部  : 5名→ 5名
  • 選考委員会  :12名→ 7名
  • 卒業対策委員会: 5名→ 5名
 辞退を申し出られた方には、家庭、仕事、お子様、ご自身の体調などに問題を抱えており、くじ引きの結果を断ることができず、思い悩んでいた方もいらっしゃいました。

 続ける選択をしてくださった方には、そうした事情で辞退された方を気遣ってくださる方や、欠員の出た4役に手をあげてくださった方、人数が減っても負担を減らしていく案を本部と共に考えてくださった方もいらっしゃいました。選考方法や配布文書への不満がぬぐい切れていなかった方々も、最終的には「できることは協力したい」「負担を減らして前向きに活動していこう」と前向きに捉えていただけたと感じています。大変ありがたいことです。

 再スタートを切った今年度向陽中PTAが、より良い活動ができるよう、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

■PTA会則の解釈について
 PTA会則には「専門部は各学級から3名選出(第9章第25条)」と定められていますが、今回の辞退希望受け入れにより、これは実現していません。ただ、4月の時点でも、規約通りの人数は選出されていませんでした。(1年生は5クラス15名のところ18名、3年生は6クラス18名のところ16名を選出していました)

 PTAには本部役員・専門部長・副部長からなる「運営委員会」があり、その任務として「その他会務を円滑に遂行するために必要な諸調査立案との執行(第9章第22条(ハ))」があります。

 専門部・委員会のみなさんの、「役員は出来ない」という選択肢を設けた文書に対するお気持ちを知りながら、何もなかったように活動していただくことは、会務の円滑な遂行に支障をきたすと判断し、不満や不安を拾い上げ、続ける選択をしてくださった方のみでも少ない負担で前向きに活動していくために、この条項に基づき対応することといたしました。

 今年度は、この体制で、選出人数や選出方法、活動内容、進め方を見直す1年になると思います。ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。